業務改善2026/06/05

毎月の「シート作り」、
もう手作業はやめよう

毎月1日、新しいシートを作って、先月のをコピーして、日付を直して……。その「月初のひと作業」、まるごと自動にできるんです🌸

「毎月1日になったら、新しいシートを作って、先月のをコピーして、日付を打ち直して……」

スプレッドシートで売上や在庫、予約などの管理表をつけていると、こんな「月初のひと作業」がありませんか?🌸 ひとつひとつは小さくても、毎月のことだと地味に手間だし、うっかり作り忘れることもありますよね。

今日は、その作業をまるごと自動にする方法をご紹介します。 むずかしいことはなく、用意したコードをコピペするだけで大丈夫ですよ🌷

1毎月の「シート作り」、消耗していませんか?

毎月、新しいタブ(シート)を作る場面って、意外と多いですよね。売上管理、在庫管理、予約表、勤怠……。 「先月のタブを右クリックでコピー → 名前を『○月』に変更 → 中身の数字を消す」という流れ、手に馴染んでいる方も多いと思います。

毎月の手間

数分でも、12ヶ月積もると地味に時間を取られます。

😵

コピーミス

消し忘れ・名前の付け間違いが起きやすいです。

📅

作り忘れ

月初の忙しさで、うっかり忘れてしまうことも。

これらは、スプレッドシートに「自動で動く仕組み」を一度だけ仕込んでおけば、まるごと解決できます🌷

2「Apps Script」ってなに?

Apps Script(アップス・スクリプト)とは、 Googleスプレッドシートに「自動で動く仕組み」を追加できる、無料の機能です。

かんたんな「指示書」(プログラム)を書いておくと、スプレッドシートがその通りに自動で作業してくれます。 「プログラムなんて書けない…」と思いますよね。でも大丈夫🌸 今回は、私が用意したものをコピーして貼るだけ。中身を理解できなくても、ちゃんと動きます。

💡 イメージは「スプレッドシートに、まじめな小さなお手伝いさんを1人雇う」感じ。 一度お願いごとを教えれば、毎月きちんと、文句も言わずにやってくれます🌷

3実際にやってみよう(コピペでOK)

まず準備として、コピー元になる「テンプレート」という名前のシート(ひな型)を1つ作っておきます。 毎月の表の枠だけを作った、まっさらなシートです🌸

▼ 手順

  1. スプレッドシートを開く
  2. 上のメニューから 「拡張機能」→「Apps Script」 を選ぶ
  3. 表示された画面の文字を全部消して、下のコードを貼り付ける
  4. 保存(フロッピーのマーク)して、「▶ 実行」を押す

📋コピーして貼り付けるコード

function createNextMonthTab() {
  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  // コピー元の「テンプレート」シートを取得
  const template = ss.getSheetByName('テンプレート');

  // 「テンプレート」シートが無ければ、分かりやすく止める
  if (!template) {
    throw new Error('「テンプレート」という名前のシートが見つかりません。シート名を確認してください。');
  }

  // 翌月の日付を計算する
  const now = new Date();
  const nextMonth = new Date(now.getFullYear(), now.getMonth() + 1, 1);
  const tabName = Utilities.formatDate(nextMonth, 'Asia/Tokyo', 'yyyy年MM月');

  // 同じ名前のタブがまだ無ければ、新しく作る
  if (!ss.getSheetByName(tabName)) {
    const newSheet = template.copyTo(ss);
    newSheet.setName(tabName);
    // いちばん右に移動する
    ss.setActiveSheet(newSheet);
    ss.moveActiveSheet(ss.getNumSheets());
  }
}

🌸 これだけで、何が起きる?

「▶ 実行」を押すと、「テンプレート」シートをコピーして、翌月の名前のタブ(たとえば6月に実行すれば「2026年07月」)が自動で作られます。 もう「右クリック → コピー → 名前変更」をしなくてOKです🌷

4毎月、自動で動かす設定

このままだと「▶ 実行」を毎回手で押すことになってしまいます。せっかくなので、毎月1日に自動で動くように設定しましょう。 この「決まったタイミングで自動実行する仕組み」を、トリガー(きっかけ)と呼びます🌸

▼ 設定手順

  1. Apps Scriptの画面の左側にある ⏰(時計のマーク/トリガー) を開く
  2. 右下の 「トリガーを追加」 を押す
  3. 「実行する関数」で createNextMonthTab を選ぶ
  4. 「イベントのソース」を 「時間主導型」、種類を 「月ベースのタイマー」、日付を 「1日」、時刻は「午前0時〜1時」など好きな時間帯に
  5. 保存して完了🌸

これで、毎月1日になると、翌月のシートが自動でできあがります。 作り忘れをぐっと減らせますよ。なお、自動実行はぴったり0時ではなく、設定した時間帯のどこかで動きます。 最初の数回だけ、月初にちゃんと作られているか確認すると、より安心です🌷

5つまずきやすいポイント

こんな時はどうする?
初回に「承認」を求められたGoogleが「このスクリプトを動かしていい?」と確認してくるだけです。この記事のコードをそのまま貼った場合は、画面の案内に沿って許可すればOK。不安な時は、コードを貼り直してから進めてください
うまく動かない「テンプレート」というシート名が、コードと一致しているか確認(全角・空白に注意)
タブの名前を変えたいコード内の「yyyy年MM月」の部分を、好きな形(例:MM月)に書きかえればOK

6まとめ

  • 毎月の「シート作り」は、Apps Scriptで自動化できる
  • むずかしいことはなく、コードはコピペするだけ
  • トリガー設定で、毎月1日に自動で動く
  • 作り忘れ・コピーミスをぐっと減らせる

「毎月の小さな手間」こそ、自動化のうれしさを感じやすいところです。 一度仕込めば、毎月の作業をぐっと減らせます。浮いた時間は、もっと大切なことに使えますね🌸

この記事が、毎月のひと手間を軽くする小さなきっかけになれたら、とてもうれしいです🌷

※ この記事は2026年6月時点の情報です。Google スプレッドシート・Apps Script の画面や仕様は変更される場合があります。

🌸 「うちの管理表でもやってみたい」「自動化を相談したい」と思われたら、
お気軽にお問い合わせからメッセージをいただけたら嬉しいです。
あなたの「毎月のひと手間」を、一緒に減らせたらうれしいです🌷

🌸 最後まで読んでいただきありがとうございます 🌸